
調査研究報告書 2022年第1号(通巻第5号)
この度、グローバル都市経営学会の電子ジャーナル第5号が、発刊できたこと関係者として、うれしく思います。
SNSの目的や意義を社会情報論的視点から統計分析したものです。昨今、このSNSも、日本および世界中で定着し、これを通じて、大は世界情報の入手から、小は身近な友人間の情報を受発信しています。この意味では、SNSは、日々の生活に必須な情報ツールとなるとともに、コモディティ化しているともいえます。
一方、この1、2年で、新しいデジタル社会経済圏または仮想社会経済圏というものが台頭してきています。その要素技術ないしはシステムとして、メタバース、暗号資産、NFT、ブロックチェーン等です。AIも一部では、収穫期に入っています。このような新世代のICT&AI技術群と、SNSは今後いかなる相互作用をうみ、どうエコシステム化するかなどは、暗中模索の中にあります。
このように、不確実性が極めて高い状況下では、かえって、既存の技術やシステムの再考・再評価が求められているといえます。この意味でも、今回のジャーナルの投稿論文は、大いに価値があるといえるでしょう。
今後も、新しいICT&AIに関する論文、および変容していく社会経済に関するオリジナリティあふれる論文を発刊したいと思います。
グローバル都市経営学会・調査研究報告部会
近 勝彦(CHIKA, Katsuhiko)
【タイトル】
ソーシャルメディアの社会情報論的分析 ―SNSの情報発信に関する統計分析を中心として-
【著者】
熊谷 有莉 阪西 洋一
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