note

日々の研究を記します。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. チカ .K
  4. 第66回 所得と消費の関係

第66回 所得と消費の関係

ここでは、所得が変化したときの2財における最適消費を議論します。なお、図表では、所得が増加した場合をみていますが、所得が減少する場合も、同じような考え方を用います。

 図表は、横軸がA財の消費量で、縦軸がB財の消費量を示しています。

 ここですでにみてきた予算線は、下記のように定式化できます。

 B = -(Pa/Pb)A  + I/Pb  ・・・・・①

 (Pa : A財の価格、Pb : B財の価格、I:所得)

 ①式のAの係数は予算線の傾きを示し、切片がI/Pbです。

 ここで、所得が増加すると、図表のように、BL1(予算線)から、BL2へ平行移動します。それは、I(所得)が増加すると、切片が上方に移行するからです。この場合、予算線の傾き(Pa/Pb)は変わりません。

 原則として、所得が増加すると、消費は増えます。それを示しているのが、図表1です。ここでは、A財もB財も、消費が増えています。

 所得が増加すると、消費が増える財は、「上級財(superior goods)」または「正常財(normal goods)」といいます。図表1のA財もB財も上級財ということです。

図表1 所得の増加と正常財の関係
図表2 一方の財が下級財の場合

 これに対して、図表2のB財は、所得が増えているにもかかわらず、消費量が減っています。そのような財は、「下級財(inferior goods)」または「劣等財」と呼ばれています。A財とB財が、代替関係にある場合、所得の増加は、より高級なモノ(品質も含めて)が選択されるとみています。

関連記事