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マクロ経済学第40回 IS-LM分析

 ここでは、「IS-LM分析(IS-LM analysis)」または「IS-LMモデル(IS-LM model)」を考えます。

 この理論フレームは、ケインズの理論をもとに、ヒックス(John Richard Hicks; 1904-1989)が創出しました。

 IS曲線の導出は、マクロ経済学第20回でおこない、LM曲線の導出は、マクロ経済学第38回でおこないました。

 IS曲線は、国民所得と利子率の均衡を表した線で、財市場の均衡を意味します。一方、LM曲線は、貨幣市場(金融市場)の均衡を意味していました。

 IS曲線とLM曲線の交点であるE点は、両市場の同時均衡を示しています。このときの国民所得を均衡国民所得(Y*)といい、利子率は均衡利子率(i*)といいます。

 これもすでに述べていますが、IS曲線は、政府支出の増加で右上方にシフトします。LM曲線は、貨幣供給量の増大によって、右下方にシフトします。

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