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調査研究報告書 2021年第4号(通巻第4号)

梅雨のころ、なにかと晴れない日が続いておりますが、それぞれの方々は、ご活躍のことと存じ上げます。

この度は、当学会の事務局長も務められ、第一回および第二回の調査研究報告書もお書きいただいた阪西洋一氏が執筆されました。

阪西氏は、不動産関係の団体に所属されているということもあり、不動産取引に関する情報経済論または社会的ネットワーク論からの分析を精力的に行っておられます。

確かに、不動産は高価な財であるとともに、売り手と買い手の間における情報の不確実性または非対称性が大きなものだといえ、上記のアプローチは大変に有効であると考えらます。

今回の報告書では、主に、業者間での関係性に焦点を絞り研究されています。そのネットワークは、情報課題を解決する優れた方法のひとつであると考えられます。

この報告書が、関係者にとって有意義な知見を提供するものだと考えます。

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