マクロ経済学第12回 均衡国民所得その2
前回は、政府部門を含まない均衡国民所得の議論をしましたが、今回は、それを含む均衡国民所得を考えます。
ここでいう政府部門の支出は、公共投資と政府の消費支出から構成されます。
以下、定式化します。
第一式は、総需要は、民間消費と投資と政府支出からなりたつと考えます。第二式は、消費関数です。第三式は、貯蓄関数です。第四式の右辺は、可処分所得を考慮して、固定された投資と政府支出を加えたものです。
結果、第五式は、均衡国民所得(Y0)を示している式です。
ちなみに、上記の第一式か、第四式に、輸出(EX)と輸入(IM)をいれると、海外部門を含んだ均衡国民所得が導けます。