第13回 供給曲線の導出
供給者は、企業です。個別供給主体は、個別の企業です。
この個別の企業は、財の価格が低いときは、供給量を控えます。それに対して、価格が高くなると利益も拡大しますので、供給量を増やします。
この場合、個別供給曲線は、右上がりとなります。
ここでも、需要と同じく、市場の供給を考えていますので、全体供給ということになります。たくさんの企業の供給を横に足し合わせたものです。
ここで、供給曲線も数式で示しておきます。
S = f( P )
さらには、
S = c・P + d
となり、Sは供給量で、fは関数で、Pは価格で、c、dは常数です。
ここでも2点をとって、直線を導出しています。
ここで、均衡点は、前回の需要関数と今回の供給関数で導きます。
D = S
という連立方程式を解きます。