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調査研究報告書 2021年第3号(通巻第3号)

本号のテーマは、今、流行りともいえるテレワークについての調査研究です。
テレワークは、かなり前から徐々に利用されていましたが、本格的に、日本企業に導入されたのは、まさに今般の疫病がきっかけといえます。しかし、テレワーク導入企業の割合が上昇することもさることながら、それが業務の何割かを占めているのかや、業務の質の向上も重要なファクターといえます。
しかも、テレワークはデジタル化という手段であって、目的は、やはり、企業業績の向上、もっといえば、売り上げが伸びて、利益が最大化されることです。このように考えると、テレワークは長期的な企業の取り組みであり、企業の最重要課題のひとつといえます。
この度、本書を執筆された鈴木康宏氏は、大学院でICTおよびデジタル経営に関する研究をされながら、大手教育情報企業の実務家でもあり、このテーマに関しては適任といえます。
本調査研究報告が、日本企業のテレワークに関する知見の深化・拡大に大いに貢献できると考えます。

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