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マクロ経済学 第0回 はじめに

 明けましておめでとうございます。2021年が始まりました。

 2020年は、日本および世界経済にとって未曽有の危機的状況でしたが、新しい年が明けました。明けない夜がないように、本年は、丑年でもあり、牛歩であっても、ブル(雄牛)の力強い前進の年であってほしいと思います。

 このサイト内のコラムとして、昨年は、ミクロ経済学の基礎を80回程度書きました。

 そこで、以下のような理由で、「マクロ経済学(macroeconomics)」を書いていく予定です。

 第一の理由は、経済学は大きく言うと、基礎理論と応用理論があり、前者のなかには、ミクロ経済学とマクロ経済学あるので、マクロ経済学も書くこととしました。

 第二の理由は、ポストコロナでの日本経済の発展を考えるためには、マクロ的視点(理論)が欠かせないからです。

 第三は、情報経済論としても、ICT投資や消費がいかなる経済成長や生産性に寄与するのかを考えるためには、やはり、マクロ経済学の諸知見が欠かせないからです。

 ここで、マクロ経済分析の方法論を書いておきます。ミクロ経済学的方法論は、個別主体の経済行動を考えるものでしたが、マクロ経済学では、「集計概念の間にある法則があることを明らかにする」ことです(『岩波経済学小辞典』より)。

 その集計概念の関係を解き明かすのがマクロ経済学なので、それを今後、コツコツと書いていきます。

 すなわち、論として表現した場合は、国民所得論、財市場論、金融市場論、投資消費論、インフレ論、経済成長論、最後に、国際マクロ経済論となります。

  では、次回から、財市場論を書いていきます。

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